結論から言います。今のアルファードは6人乗り、7人乗り、8人乗りの3種類です。迷ったら7人乗り。Gなら8人乗りと同じ価格で2列目の装備が厚いからです。8人乗りを選ぶのは、8人で乗る場面があるか、3列目を畳んで5人で乗る場面があるときです。
この記事のポイント
- アルファードの定員は6人・7人・8人。8人乗りはGだけ、6人乗りはプラグインハイブリッド車だけです
- Gの7人と8人は同じ価格。8人で乗る予定がなければ7人のほうが2列目の装備が厚い
- 3列目を畳んだとき乗れるのは、8人乗りが5人、7人・6人乗りが4人
- 後ろの席に人を乗せるならZから。2列目に電動オットマンとベンチレーションが付きます
定員はグレードと動力で決まります。好きなグレードを選んだら、欲しい人数がないということも起こる。先に一覧を見ておくと話が早いです。

アルファードはグレードごとに何人乗り?
定員と価格は、2026年11月時点のトヨタ公式のグレード一覧のとおりです。価格は税込みです。
| グレード | 動力 | 駆動 | 定員 | 価格 |
|---|---|---|---|---|
| Executive Lounge | プラグインハイブリッド | E-Four | 6人 | 10,699,700円 |
| Executive Lounge | ハイブリッド | 2WD | 7人 | 8,649,300円 |
| Executive Lounge | ハイブリッド | E-Four | 7人 | 8,869,300円 |
| Z | プラグインハイブリッド | E-Four | 6人 | 7,649,400円 |
| Z | ハイブリッド | 2WD | 7人 | 6,399,800円 |
| Z | ハイブリッド | E-Four | 7人 | 6,619,800円 |
| Z | ガソリン | 2WD | 7人 | 5,599,000円 |
| Z | ガソリン | 4WD | 7人 | 5,797,000円 |
| G | ハイブリッド | 2WD | 8人 | 5,599,000円 |
| G | ハイブリッド | 2WD | 7人 | 5,599,000円 |
| G | ハイブリッド | E-Four | 8人 | 5,819,000円 |
| G | ハイブリッド | E-Four | 7人 | 5,819,000円 |
この表で押さえるのは、8人乗りはGのハイブリッド車だけ、6人乗りはプラグインハイブリッド車だけということ。残りはすべて7人乗りです。
ですから、ZやExecutive Loungeで8人乗りは選べません。ガソリン車も7人のZだけです。8人にこだわるなら、グレードの答えは先に決まります。
定員の違いはどこで決まる?
決めているのは、2列目が2席か3席かと、3列目の中央に座れるかどうかです。3列目の基本の作りは全車5:5分割のスペースアップシートで共通です。
| 定員 | 席の並び(前から) | 2列目のシート | あるグレード |
|---|---|---|---|
| 6人 | 2+2+2 | Z:エグゼクティブパワーシート/Executive Lounge:エグゼクティブラウンジシート | Z、Executive Loungeのプラグインハイブリッド車 |
| 7人 | 2+2+3 | G:リラックスキャプテンシート/Z・Executive Loungeは上と同じ | G、Z、Executive Lounge |
| 8人 | 2+3+3 | 6:4分割チップアップシート | Gのハイブリッド車 |
席の並びは公式の定員と主要諸元・装備一覧から読み取ったものです。6人乗りのプラグインハイブリッド車は、3列目の中央にセンタートレイが付きます。
7人と8人の差は2列目が独立しているかどうか、6人と7人の差は3列目の中央席の有無。こう分けると、人数の悩みはかなり整理できます。
同じ価格のGは7人と8人のどっちがいい?
Gは同じ価格で7人と8人を選べます。2WDは5,599,000円、E-Fourは5,819,000円で、どちらも同額(2026年11月時点)。だから違いはそのまま中身の違いです。公式の情報を並べるとこうなります。
| 項目 | G 7人乗り | G 8人乗り |
|---|---|---|
| 2列目シート | リラックスキャプテンシート(2席) | 6:4分割チップアップシート(3席) |
| 前後スライド | 手動で最大688mm | ロングスライド(数値の公表なし) |
| リクライニング | 手動 | 手動 |
| オットマン | 手動 | なし |
| 快適温熱シート | 1列目と2列目 | 1列目のみ |
| 2列目まわりのUSB端子 | 右側サイドテーブルに2個 | センターコンソール背面に2個 |
| 3列目を畳んだモード | 4人乗車+荷室 | 5人乗車+荷室 |
| 燃費(WLTC・2WD/E-Four) | 18.8km/L/17.8km/L | 18.9km/L/17.8km/L |
出所は公式の室内空間ページ、主要諸元・装備一覧、WEBカタログ、グレード一覧です。燃費はほとんど同じなので、決め手になりません。
この数字からは、8人で乗らないなら7人のほうが2列目の中身が厚いと見えます。同じ金額でオットマンと2列目の温熱シートが付いてくるからです。
一方で8人乗りの強みも、はっきりしています。
- 8人で乗れる。Gのハイブリッド車でしか選べない定員です
- 3列目を畳んでも5人乗れる。公式のモード名が「5人乗車+荷室モード」です
- 2列目をチップアップして前へスライドすれば、3列目へ乗り降りしやすい
5人家族が3列目を畳んで荷物を載せる使い方なら、人数だけ見れば8人乗りに分があります。7人か8人かは、3列目を畳んだときに何人で乗るかまで考えて決めるのがいいと思います。支払い方まで考えるなら、残クレの月々の額と後悔しやすい条件も見ておきたいところです。
3列目は実際どう?座った本音は?
僕は2026年10月28日に、販売店でZのハイブリッド車を試乗しました。2列目にも3列目にも座っています。走行中も座りました。
快適そのもの。3列目シートもトップクラスでした。
ただし、これはZのハイブリッド車に座ったときの話です。GやExecutive Loungeの席とは比べていません。8人乗りのGや、ほかの世代の3列目に当てはめて読まないでください。試乗の全体の感想は、内装と試乗の本音レポートに残してあります。

3列目の基本の作りは公式の装備一覧で全車共通です。スライドとリクライニングができ、全席にヘッドレストがあり、回転式のセンターアームレストも付きます。
もう1つ見ておきたいのが2列目のスライド量です。3列目の足元は、2列目をどこまで下げるかで変わるからです。公式の数字はZが最大530mm、Gの7人乗りが最大688mmで、数字だけならGの7人乗りのほうが長い。どちらも同じ公式ページの「前後シートスライド(手動)」の社内測定値ですが、測り方の細かい条件までは書かれていないので、実車でも確かめたいところです。Executive Loungeと8人乗りは、ロングスライドとだけ書かれています。
後ろの席に人を乗せるなら、僕はZから考えます。公式の装備で見ると、Zの2列目には電動オットマンとベンチレーションが付きます。Gの7人乗りはオットマンが手動で、シートは温熱のみ。GとZは座り比べていないので、ここは装備の差で見ています。
ファミリーユースにもビジネスユースにも向く車だと思います。
3列目を畳むと荷室はどうなる?
3列目は左右に跳ね上げて畳みます。跳ね上げられる位置は2か所。最大の荷室幅を確保できるニュートラルポジションと、いちばん後ろのリヤモースト位置です。

この2か所があることで、2列目を一番後ろまで下げてリクライニングしたままでも、荷室を広げられます。2列目の人を快適にしたまま荷物のスペースを作れるわけです。

WEBカタログには、定員ごとのシートアレンジも載っています。
- 7人・6人乗り:4人乗車+荷室モード、リラックス+荷室モード、最大積載モードなど
- 8人乗り:5人乗車+荷室モード、リラックス+荷室モード、最大積載モードなど
床下には脱着折りたたみ式のデッキボード付きの床下収納もあります。プラグインハイブリッド車の床下収納は、ハイブリッド車やガソリン車より小さくなります。スペアタイヤ(プラグインハイブリッド車を除くオプション)を選ぶと床下収納の右側に付くので、荷物を重視するなら注文前に確かめたいところです。
荷室の容量や、3列目のスライド量の数字は、主要諸元表とカタログと室内空間ページには見当たりませんでした。公表されている室内寸法は、室内長3,005mm、室内幅1,660mm、室内高1,360mm(社内測定値)です。積みたいものがあるなら、販売店で実物に当てるのが早いです。車の外側の大きさと余白は、車体の外寸と駐車場の数字で確かめられます。
サードシートを畳むときは、中央席のヘッドレストを外します。通常以外のシートアレンジでは走行できない場合があり、荷物の大きさや形で積めないこともあります。操作と注意点は取扱説明書と販売店で確認してください。
5人乗りや10人乗り、4人乗りはある?
トヨタの公式FAQにある定員は6名、7名、8名です。5人乗りも9人乗りも10人乗りも、公式のグレード一覧にはありません。
4人乗りは別枠です。トヨタ車体の特別架装車「Spacious Lounge」が4人乗りと報じられています。価格は12,769,900円から14,850,000円(carview!の2026年6月の記事による二次情報)。公式のグレード一覧には載っていない車なので、検討するなら販売店に聞いてみてください。
古い記事や中古車で気をつけることは?
ここは読み違えやすいところです。8人乗りは今Gですが、少し前まではXでした。
8人乗りのXは2024年12月の一部改良で追加され、2026年6月3日の一部改良でXが廃止、Gが新設定になった、とくるまのニュースが報じています(どちらも二次情報)。ですから「8人乗りはX」と書かれた記事は、改良前の情報です。
先代の30系でも、最終モデルの8人乗りはXとSとガリバーの記事にあります(2026年1月時点の二次情報)。同じ車名でも世代と年式で定員の組み合わせは変わります。中古車は、グレード名だけで決めつけず、車検証の乗車定員で見るのが早いです。世代の違いから中古を探すなら、年式の選び方をまとめた中古の記事が手がかりになります。
チャイルドシートはどの席に付ける?
公式の装備一覧では、ISOFIXの固定バーとトップテザーアンカーは2列目の左右席に付きます。使えるチャイルドシートは汎用ISOFIX対応(新保安基準適合)のみで、それ以外はシートベルトでの装着です。
ISOFIXで固定するなら席は2列目の左右。8人乗りの2列目中央や3列目に付けたいときは、取り付けられるか販売店とチャイルドシートの説明書で確かめてください。
次は何をすればいい?
まず、乗る人数だけでなく「3列目を畳んだときに何人で乗るか」まで数えてみてください。その人数で、7人か8人かはほぼ決まります。
- 8人で乗る、または3列目を畳んで5人で乗る:Gの8人乗り
- それ以外で後ろの席に人を乗せる:Zの7人乗りから(僕が座ったのはZのハイブリッド車です)
定員が決まったら、販売店で2列目と3列目に実際に座ってみるのがいちばん早いです。



