アルファード30系後期は今でも買い?改良の時期とグレードで見る選び方

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アルファード30系後期は今でも買い?改良の時期とグレードで見る選び方

40系の新車に予算が届かないなら、30系後期は今でも買いです。ただし後期の中身は同じではなく、改良の時期とグレードで付いている物が変わります。

出発点は2020〜2021年式の2.5Lガソリン2WD。価格を抑えたいときの下限は、ソナーが全車標準になった2018年10月以降です。予算が40系に届くなら、僕はまず新車の見積もりを取ります。

先に断っておきます。僕は30系を所有も試乗もしていないので、この記事に30系の乗り味の感想はありません。トヨタの発表資料と掲載データから整理します。

写真も、2026年10月に販売店で撮った現行型(40系)だけで、30系の写真はありません。

比べるための現行型(40系)の室内。3列目シートを跳ね上げた状態で、30系ではありません
2026年10月撮影

この記事のポイント

  • Toyota Safety Senseの世代は2018年1月以降すべて同じ。年式の差は別の装備に出る
  • 下限の目安は2018年10月以降、出発点は2020〜2021年式
  • 2.5Lのグレードは、後席重視ならS Cパッケージ、装備と価格の釣り合いならTYPE GOLD
  • ハイブリッドは年1万kmだと燃料代の差で埋めるのに約10年。走行距離で決め、4WDなら候補に入れて掲載価格で比べる

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目次

30系後期は今でも買い?

買う理由になるのは、まず価格です。カーセンサーの相場表(2026年11月時点)では、2021年式の真ん中が380万円台、2020年式が360万円台。40系の新車は、Zのガソリン2WDで5,599,000円(2026年11月時点)です。

この帯はグレードも動力も混ざった数字です。40系Zの新車と車両の額だけで比べると、差は約170万〜200万円で、同じグレード同士の差ではありません。掲載価格は諸費用の扱いが1台ごとに違い、新車も諸費用が別なので、最後は支払総額で比べてください。

古さの弱みもあります。特別保証は5年または10万kmなので、2021年式でも2026年中に5年を迎えます。

それでも選択肢の多さは強みです。30系全体の掲載約4,800台のうち、後期にあたる2018年式以降が約8割。比べる相手が多いのは、中古では利点です。

買いと言えるのは、40系Zの新車との約170万〜200万円の差(2020〜2021年式の帯との比較)に価値を感じ、保証後の修理費も見込める場合です。

2018年1月の改良で何が変わった?

前期と後期の分かれ目が、2017年12月25日に発表され、2018年1月8日に発売された改良です。変更の中心は3つあります。

  • 安全装備:第2世代のToyota Safety Senseを全車標準に。昼間の自転車と夜間の歩行者も検知対象になり、全車速追従のクルーズコントロールと、車線維持を助ける機能が加わりました
  • 3.5L:エンジンを2GR-FKSに替え、トランスミッションを8速のDirect Shift-8ATに
  • 外観と内装:ヘッドランプ、グリル、バンパー、リヤランプの意匠と、メーター、シート表皮、木目の色を変更

注意したいのは、全車に付いたのはここまでという点です。斜め後ろの車を知らせるブラインドスポットモニターと、後退時に横から来る車を知らせるリヤクロストラフィックアラートは、Executive Lounge系が標準で、ほかのグレードはオプションでした。

「後期なら全部付いている」とは読まず、オプションは1台ごとに確かめる必要があります。

安全装備は、天候や道路の状況で作動しないことがあります。機能の条件は、車両の取扱書と販売店で確かめてください。

後期の中で年式はどう違う?

改良の時期にカーセンサーの年式別の価格(2026年11月時点、台数の真ん中が入る価格帯)を並べると次のとおりです。グレードも動力も混ざった数字なので、帯は年式の大まかな違いとして見てください。

改良の時期主に変わったこと年式の真ん中の帯
2018年1月第2世代の安全装備を全車標準、3.5Lを8速に2018年式 330万円台
2018年10月インテリジェントクリアランスソナーを全グレード標準2019年式 350万円台
2020年1月9インチのディスプレイオーディオ(Executive Lounge系はSDナビ)、バックガイドモニターを標準2020年式 360万円台
2020年5月特別仕様車 S“TYPE GOLD”を追加2020年式に含まれる
2021年5月ワンタッチスイッチ付の両側パワースライドドアとアクセサリーコンセントを全車標準、S“TYPE GOLD Ⅱ”を設定2021年式 380万円台
2022年5月S“TYPE GOLD Ⅲ”を設定2022年式 420万円台

2018年式と2020年式で安全装備の世代は同じです。だから「2020年式は安全装備が新しいから上」とは言えません。

差が出るのは別の物です。2018年10月25日の発売分からは、駐車場などで静止物への衝突を減らすソナーが全グレードに付きました。2018年式はこの日付をまたぐので、年式だけでなく初度登録年月まで見る必要があります。価格を抑えるときの下限を2018年10月以降とする根拠はここです。

2020年1月の変更は、画面とカメラまわりです。ディスプレイオーディオの9インチが標準になりました(Executive Lounge系はT-ConnectのSDナビ)。Apple CarPlayとAndroid Autoはオプションや契約の条件があるので、使いたいなら現車で動くか確かめてください。

現行型(40系)の運転席まわり。30系の9インチディスプレイオーディオとは別の画面で、比べるための写真です
2026年10月撮影

2019年式と2020年式の帯の差は約10万円です。ただ帯にはグレードも動力も混ざるので、これを画面とカメラの値段とは読めません。同じグレードの掲載で差を確かめ、その差を画面とカメラに出せるなら2020年式、不要なら2019年式で問題ないように見えます。

2021年式と2022年式の間は、帯が380万円台から420万円台へ約40万円開きます。2018〜2022年式の帯の中では、ここが一番大きな段差です。

2020〜2021年式が出発点なのは、画面とカメラが新しく、2022年式ほど帯が上がらないからです。掲載台数も2021年式が1,277台と一番多く、比べやすい年式です。20系や40系まで含めた年式選びは、中古はどの年式が買いかで比べています。

グレードはどれを見る?

同じ年式でも、グレードで表皮も灯火も変わります。2020年1月の新車価格とグレード別の標準装備で並べると次のとおりです。TYPE GOLDは2020年4月の発表の価格です。中古の価格ではなく、当時の格の差を見るための表です。

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グレード動力当時の新車価格(2WD)標準の表皮と灯火
X2.5L3,520,000円ファブリック、2眼
S2.5L3,864,000〜3,908,000円ファブリック、2眼
S“TYPE GOLD”2.5L4,240,000円ウルトラスエード+合成皮革、3眼
G2.5L4,539,000円合成皮革、3眼
S Cパッケージ2.5L4,664,000円合成皮革、3眼
GF3.5L5,185,000円合成皮革、3眼
SC3.5L5,260,000円合成皮革、3眼
Executive Lounge3.5L7,269,000円プレミアムナッパ本革、3眼

2.5Lで悩むのは、S CパッケージとTYPE GOLDの2つじゃないでしょうか。本当に悩みますよね。

S Cパッケージは、Sの7人乗りより新車で約76万円上。トヨタの装備一覧では、2列目がリクライニングもオットマンも電動のエグゼクティブパワーシートです。2列目に人を乗せる時間が長いなら、まずこちらです。

TYPE GOLDはSをベースにした特別仕様車で、S Cパッケージより新車で約42万円下でした。それでも3眼LED、パワーバックドア、ウェルカムパワースライドドア、ハイビームを自動で制御するAHSが標準です。2列目の専用シートより、車全体の装備と価格の釣り合いを取るならこちらです。

ただ、新車の差がそのまま中古の差になるとは限りません。同じ年式、同じくらいの距離で実際の掲載を並べ、差が新車時より小さければS Cパッケージに寄せる。この順番がおすすめです。

現行型(40系)のホイール。30系はグレードにより16〜18インチで、比べるための写真です
2026年10月撮影
  • Aパッケージ:助手席が約1,160mm動くS Aパッケージ(アイカー、二次情報)は、2020年1月の価格表に載っていません。探すならこの改良より前の車です
  • 2.5LのG:トヨタの中古車カタログでは、2021年5月以降の一覧にありません。探すなら2021年5月の改良より前の車です

2022年5月以降のTYPE GOLD Ⅲは、ブラインドスポットモニターと後方接近車両へのパーキングサポートブレーキが標準です。後期の中でこの装備を探しやすい選択肢ですが、2022年式の帯に乗る点は承知しておきたいところです。

ガソリンとハイブリッドはどっち?

2019年12月の諸元表で並べると、違いは燃費だけではありません。

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項目2.5Lガソリン2.5Lハイブリッド3.5Lガソリン
エンジン最高出力182PS152PS(システム197PS)301PS
駆動2WD/4WDE-Fourのみ2WD/4WD
WLTCモード燃費10.6〜11.4km/L(2WD)14.8km/L9.9〜10.2km/L(2WD)
使う燃料レギュラーレギュラープレミアム(ハイオク)
全高1,935mm(4WDは1,950mm)1,950mm1,935mm(4WDは1,950mm)
最小回転半径5.8m(Xは5.6m)5.6m5.8m

元が取れるかは、掲載価格の差と燃料代で計算できます。グーネットマガジン(2026年4月、二次情報)では30系の平均がガソリン389万円、ハイブリッド434万円で、差は45万円です。

S系の10.6km/Lとハイブリッドの14.8km/Lで年1万km走ると、レギュラー170.0円(資源エネルギー庁調査の転載、2026年11月時点)で差は年約4.6万円。45万円を埋めるのに約10年かかります。年2万kmなら約5年です。

もちろん平均には年式もグレードも混ざり、燃費はカタログ値です。実際に比べるときは、同じ年式と距離の2台で計算し直してください。

もう一つの見方が4WDです。TYPE GOLD同士の新車差は、ガソリン2WDとの比較で80万円、ガソリン4WDとの比較で54.5万円でした。4WDが要るなら、ハイブリッドとの距離は縮まります。ただこれは新車の差なので、中古は掲載価格で比べてください。グーネットの同じ記事では、ハイブリッドは30系の掲載の20%で、2.5Lガソリンの76%より候補は少なめです。

年1万km前後で2WDで足りるなら2.5Lガソリン、年2万km近く走るならハイブリッド。この数字からはそう見えます。4WDならハイブリッドも候補に入れ、掲載価格で比べましょう。

2.5Lと3.5Lはどっち?

3.5Lの強みは出力です。2.5Lの182PS、235N・mに対し、3.5Lは301PS、361N・m。組み合わせも、2.5LのSuper CVT-iに対して8速ATです。

維持費は3.5Lが上です。燃料はプレミアムで、燃費は上の表のとおり。自動車税は、2019年10月以降の初回登録で2.5Lが年43,500円、3.5Lが年57,000円、差は13,500円です(2019年9月以前は45,000円と58,000円。減税などの扱いは都道府県で確認してください)。今の型の年間の額は、維持費を動力別に計算した記事で確かめられます。

選べる数も違います。グーネットマガジンの同じ記事では、3.5Lは掲載の4%。同じ条件の車を並べて比べるのは難しくなります。

3.5Lは安さの延長で選ぶ物ではなく、出力に価値を感じる人が、維持費と台数の少なさを承知で選ぶ動力です。

買う前にどこを見る?

年式とグレードが決まったら、掲載の情報と現車で次を確かめます。

  • 初度登録年月:2018年10月の前か後か、2020年1月の前か後か
  • オプション:ブラインドスポットモニターと、後方から来る車に対応するリヤクロストラフィック系の機能が付いているか
  • 画面:ディスプレイオーディオかSDナビか、スマホ連携がその車で動くか
  • 全高:立体駐車場を使うなら、1,935mmか1,950mmか
  • 保証:残りの期間と、トヨタの販売店で二次保証の手続きができるか

グレード名だけで決めず、登録月とオプションまで同じ条件にそろえて比べる。

次は何をすればいい?

まず、40系の新車の見積もりを1枚取ります。支払総額の差が見えると、30系にする理由がはっきりします。

30系に進むなら、2020〜2021年式の2.5L 2WDで、S CパッケージとTYPE GOLDを3台ずつ並べてください。そのうえで2018年10月以降の2019年式と価格を比べ、差と装備の違いが釣り合うほうを残します。候補が決まったら、店で支払総額、オプション、保証の3点を聞けば十分です。掲載価格が安い1台の見方は、安さの理由を見分ける手順にまとめています。

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この記事を書いた人

ミニバンが好きで、乗り換えを考える人の目線で IKETEL MINIVAN をまとめています。2026年10月に販売店でアルファード(Zのハイブリッド車)を見て、街中で試乗しました。自分の車では三菱アウトランダーに6年間乗り、売却のときに一括査定を使いました。



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